テストも終わり、一段落したところなので、そろそろ手持ちのH8SX/1655を使用して何か作ろうかなと思っています〜
さて、「今すぐ使える!H8マイコン基板」を読み進めていくと、第六章でGDBによるプログラムのデバッグ環境構築をすると思うのですが、PC上のデバッグプログラム(GDB)とマイコン間の通信はシリアル通信で行います。マイコン内蔵シリアルモジュール経由と内蔵USBモジュールを使用した仮想COMポート経由での通信が選べるのですが、今回は内蔵USBモジュール経由でPCと通信したいと思います。USBモジュールは本で紹介されていたようにRenesasのライブラリを用いて仮想シリアルポートとして使用することを前提とします。
H8SXのUSBポートとPCのUSBポートを接続することにより、仮想COMポートを使った通信が出来るのですが、この本の付属CDに入っているドライバは32ビット版Windows用です。じゃぁ64ビット版Windowsじゃ使えないの!?と思ったのですが、簡単に対応できたので、それをまとめておきます。
使用した環境は、Windows7 64ビット版です。
対応方法
付属CDの
CQ/H8SX_1655/Renesas/USB_Driver/inf
に入っている、RN_CommClassVista.infを適当な場所にコピーしてください。
このファイルを編集します。(ここでは、Windows7とVistaを想定しています)
ファイル中に次のような記述があると思います。
[Manufacturer]
%MyCompany%=Models
これを次のように書き換えます。
[Manufacturer]
%MyCompany%=Models,NTamd64
同様にしてもう一箇所。次のような記述をみつけて、
[Models]
このように書き換えます。
[Models.NTamd64]
これで準備完了です。あとは、誌面で紹介されているのと同じ手順でドライバをインストールし、infファイルを指定する画面がでたら、さきほど編集したinfファイルを指定するだけです。
僕は今回このような方法を用いましたが、他に良い方法を知っている方がいらっしゃれば、教えていただけたらありがたいです。
今すぐ使える!H8マイコン基板 2010年 04月号 [雑誌]
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