EclipseでProcessingを扱う

Processingは簡単な記述でグラフィックが描けたり、アートっぽいものが作れたりと、非常に便利な環境です。
IDEは、ちょっと作って試すにはいいのですが、Processingを使って本格的にプログラムを書いたり、デバッグをするには向いていないです。

そこで

Processingのコアライブラリをインポートして、通常のJavaプログラムとして開発してみましょう。そうすればライブラリをインポートするだけでEclipseでProcessing環境が扱えます。しかも、プログラムの実行時にそれをアプレットとして実行するのか、Javaアプリケーションとして実行するのかを選ぶこともできます。

やり方

Eclipseで新規プロジェクトを生成します。
Java Build PathにProcessingのコアライブラリ"core.jar"を追加します。このファイル自体は、Processingをダウンロードし、それを解凍したものの中のlibディレクトリの中にあります。

コードの書き方

Processingで書いていたのとは少し違いますが、ほぼProcessingと同様に記述できます。

import processing.core.PApplet;

public class Sample extends PApplet {

	public void setup() {
		size(800, 600);
	}

	public void draw() {

	}

	public static void main(String[] args) {
		PApplet.main(new String[] { "Sample" });
	}
}

クラス名と、PApplet#mainメソッドの引数の配列の中の文字列は一致している必要があります。
これで、快適にProcessingを使ってプログラムが書けるようになりましたね!